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2011/02/19

書評 『うちのメイドは不定形』だぞ

「あなたにお会いするために、あなたのためだけに永久凍土の下からはせ参じました! どうか末永くおそばに置いてください!」テケリ・リ・テケ・テケ・リ・ル・テケリ・テケ・リ・ラ・ル・ラ・テケリ・テケ・テケリ・リ・ル・ラ・リ・テケリ・リ

『うちのメイドは不定形』静川龍宗 原案:森瀬繚(PHP研究所 スマッシュ文庫2010年06月23日発行 514円+税)

 新井沢トオルのもとに、南極に調査に行っている父から突然送られて来た荷物には「荷物の中身をお湯につけて三分間待つこと」と書かれていた。その通りにすると、お湯の中からエメラルド・グリーンの瞳、緑色の髪の美少女メイドさんが現れた。
 テケリさんは、生まれながらの奉仕種族で、家事手伝いの天才。分身したり手を増やしたり、必要に応じて姿を変えて、おそるべき家事能力を発揮する。とりあえずテケリさんと共に暮らすことになったトオルだったが、それを敏感に感じ取ったものがいた。
 同じクラスの帰国子女あさひ・ビーバディ。彼女はトオルの家のメイドさんが人外のものであることに気付き、密かに行動を開始する。

 大変だった。6月に刊行されたものだが、PHPのスマッシュ文庫を置いている店になかなか行き当たらず、手に入ったのはヨドバシ秋葉原の有隣堂で行われていた「逢空万太の本棚」という企画のおかげである。
 クロノスケープの森瀬繚さんが原案を練り、静川龍宗(しずかわたっそう)さんが書いた、なんというか、ヨモスエな邪神系ラブコメである。今回登場した女の子は二人。タイトルにもなっている1億5千5百万年の眠りから覚めた不定型奉仕種族ショゴスのメイド、テケリさん。そして、ハーフの帰国子女で、大達人位階(アデプタス・メジャー・クラス)の魔術師(マギ)にして魔女(ウィッチ)、大導師に背き、結社(オーダー)と戦い、追われる身となった叛逆者(トリーズナー)、あさひ・ピーバディ。
 トロロン(ダブル・ミーニング)としたのメイド、テケリさん。思い込んだら命がけの直情径行金髪魔導士の二人に、トオルの日常はどんどん浸食されて行く。
 ちなみに、朝日の髪型はツインテール。テケリさんの髪は、不定型で必要に応じて手になったり自由に動く「ウィアードテール(ズ)」(黒書刊行会 みづせゆう氏の命名)であることを付記しておく。

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