2008/07/05

マークするぞ

 コモンズマーカーというネット上の新しいサービスが世に出た。

 一言で言えば、ネットのあちこちにコメント出来るソフトである。そして、そのコメントをみんなで共用出来る。
 ユーザは、ネット上で使える自分専用のラインマーカーとポストイットを渡されたようなもので、Web上の文章の気になったところや、気に入ったところにラインを引き、コメントを書き加えておける。で、そのコメントを、コモンズマーカーのユーザ同士で閲覧出来る。

  1. まず、コモンズ・メディア社のサイトで、このソフトのユーザ登録をする。
  2. 次に、ヘルプページに移り、「マークする」ボタンをブラウザに登録する。

 これで、準備は終わり。
 例えばFirefoxの場合、「ブックマークツールバー」に入れておくのが便利。ちなみにFirefoxでは「マークする」という登録名は自由に変えられる。神北は「[Mk]」とちょっと短くした。よく使うなら「[M]」でも「ま」でも何でも良い。

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2008/04/23

沁みるCMだぞ

 ルーツという缶コーヒーがある。JTの製品で、缶といってもプルトップとかではなく、瓶のようなネジ式の金属キャップがついたやつ。
 これのCMを坂口憲二が演っているのだが、この「三原課長」篇が、痛い。

 いや、痛いと云っても、内容がショボいとか、そういうイタさではない。

 『ワンワンフェア2008』の広告作りの仕事をしている坂口クンのところにやって来た三原課長。「それさ、この子使って」と見せるのは、いかつい土佐犬の写真。「……内田社長のワンちゃ〜ん。で、専務はネコ派だからネコもね」と一方的に言い放つ。
 「ネコぉ!?」と驚く坂口クンに重ねて、「僕、明日からヴァカンスじゃな〜い」と自分のことに話が飛んで、挙げ句「今日中に宜しく」と言い放って去って行く。
 で、「余計なことから物事は確定して行く」という字幕が重なる。

 このシチュエーション。なんか、よく我が身に降り掛かるパターンに似すぎていて、なんとも、心の奥底で痛いのだ。
 うーむ。我々の仕事のほとんどは、こんな感じだからなぁ。(^_^;) さあ、今日も働こう。

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2008/03/24

激闘ロボット・バトルだぞ

 2008年3月23日。ROBO-ONEを観に行った。これはそのフォト・レポート。
 トーナメント戦歴を追うようなちゃんとしたレポートに関しては、神北よりは散財心理学実習講義200Xさんの第十三回ROBO-ONE観戦記がよく纏まっているので、ご推薦申し上げる。

 このロボワン。「とはいえ『プラレス三四郎』みたいにゃいかねーんだろ?」とか甘く考えている人が多いようだが、ドッコイ、今、二足歩行ロボットの格闘術は、さすがに飛んだり跳ねたりとは言わないが、そりゃ恐ろしい所まで行っている。動きは素早いし、手数も多い。
 特に昨年ぐらいから急激に、ロボットの巨大化ムーブメントが訪れ、大型ロボット同士の攻防の中で、ガキン!という鋭い金属音を相当聞いた。また、50センチ超の巨大なロボット同士がぶつかり合って互いに倒れ込むと、それだけで両方が正反対のリングサイドまでふっとばされてしまい、充分な闘い方が出来ないと、ロボットの大きさによってリングを拡大するアイデアも運営者の口をから出た。
 また、前日の土曜日に予選とともに開かれた、2010年予定の宇宙大会(衛星にロボットを4体乗せて送り出し、宇宙で決勝戦をするというアイデア)用のコンテストで、ホイっと放り投げて、ニャンパラリとバランス制御を行い、すっくと2足で着地して、そのまま歩くという命題をクリアするロボットも2月に行われた競技会で達成したマジンガアBパーツに続き、2体目が登場したという。言っているうちに、飛び上がって相手の頭上を飛び越えるようなエアリアル・ロボットだって来かねない。今後、ますます目を離せないロボワン。楽しみである。

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2008/03/15

永代料だぞ

[問1]あなたは今、ネット内で何事かを発信する場所を持っていますか?

 2chがメインフィールド? ふむ。匿名の発言で良いのであればそれもひとつの方法。
 自前の掲示板を使っている? もちろんそれもありですな。
 mixiその他のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)? それも流行りですな。
 BLOG? そう、短い文章も長い文章もそれなりに書き続けられて、楽しいよね。
 ページを一から作っている? ほー、それが一番の正統派ですな。

[問2]その発信スペースは、有償ですか? 無償ですか?

 有償スペース? 月額いくばくかの費用分担で借りているのですね。coco-logとかかな。
 無償スペース? 広告収入とバーターとかで、只でスペースを借りているんですね。mixiとかかな。
 自前スペース? ほう、ドメインをとって、自分のスペースでの発信ですか。

[問3]そのスペースの発信情報、あなたの死後はどうなりますか?

 3年前に、亡くなった知人が居る。SF界の、今となっては随分古いキーマンの一人だった。いくつもの大会で、参加者としての彼を迎えたし、いくつかの大 会ではともにスタッフとして働いた。ごく普通に暮らしていたし、ごく普通に仕事をしていた人だが、ある日、唐突に亡くなった。その前の日まで、いや、その 日まで、普通に働き、遊び、普通にネットで仲間とコミニュケートしていたのに。
 しかし、この人のネットでの発信は、今も残っている。
 有償サービスならば、故人の口座閉鎖やカード解約によって支払いが滞れば自動的に、速やかにID停止・解約される。だが無償サービスのはてなアンテナ やmixiならば、ユーザが亡くなったことを入金等で確認出来ないため、いつまでも残る。運営会社がサービスを停止したり、最悪、倒産したりしない限り、 無くなりはしない。

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2007/12/08

映像の世紀だぞ

 前のエントリーから、ずいぶん間を空けてしまった。時々風邪を引いたりするけれど、僕は元気です。以上!……て生存確認だけしても仕方が無い。
 ここ3日ほどの間に、ネット上で配信されている面白い映像の話が3つほど出て来たので、チョコっと書いておこうかと思う。

 ひとつ目は、『卒業制作アニメ「空鯨」 -KUJIRA-』ってヤツ。ニコ動(ニコニコ動画)にあがっていたのを見つけて来たやつ。見つけたのは、このアニメの制作に関わっていた友人の古市くん。クロージングのクレジットを熟読すると、名前が出ている。とあるアニメ専門学校の、卒業制作アニメ。ニコ動なんで、どうしようもない頭悪そうなコメント・テロップが多いが、気にせずに観てみてほしい。

 ふたつ目は、『Steam Trek: The Moving Picture』ってヤツ。こちらはようつべ(YouTube)に上がっていた。友人の花関索さんに教えてもらったもの。スチームパンク風スタートレックで、無声映画風に仕立ててある。15年か20年ぐらい前のものらしいが、なかなかスタートレックの要点を押さえつつ、チャップリンやキートンのスラップスティックな芸風を取り込んでいて面白い。

 3つ目は、『マッハ ゴーゴーゴー』ハリウッド版のトレイラー。こちらは友人のSOWさんに教えてもらった。ちょっと濃い顔の三船剛だが、観ているうちに意外と、眉の太さがタツノコのヒーローキャラ然としていて「カッチョエエかも?」と思えてくる。泣けるのは、三船家の面々。特にお父さんとクリ坊がなんとも……。クリ坊の帽子の下の髪が、耳の後ろでチョコンと跳ねているあたりが、もうクリソツ。覆面レーサーも、アクロバット族も、泣ける泣ける。さすがは日米オタク共通言語『スピードレーサー』だなぁ。

 ま、せっかくの土日、家でゴロゴロしているのなら、一度観てみてチョ!

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2007/06/08

ぶいすりゃーだぞ

とにかく見れ! 泣け! 歓喜せよ!!

 仮面ライダー THE NEXT 公式サイト 

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2007/04/11

トラトラトラだぞ

 「トラトラトラ」我、奇襲ニ成功セリ。……である。え? 何のことかって、もちろん海上自衛隊のCF(コマーシャルフィルム)である。

 海上自衛隊ホームページ動画配信コーナーの街頭CMのトコロで、平成18年度版 街頭ビジョンCMとして掲載されているので、未見の方は一度ご覧になって頂きたい。

 読売新聞ONLINEでは、2007年4月9日の記事『海自に来て!奇抜なCFでアピール…幹部は絶句』で、こう書いている。

 海上自衛隊が、「秘密戦隊ゴレンジャー」などで知られる「戦隊シリーズ」をイメージした奇抜なPR用のコマーシャルフィルム(CF)を製作した。

 「若者や子供の世代の興味を引くよう意識した」というが、その奇抜さに、幹部会議では全員が一瞬言葉を失ったほど。海自は陸・空自に比べ、隊員募集が低迷し、不祥事も続くが、このCFでなんとかイメージアップにつなげたいという。

 30秒間のCFは、隊員役の5人の俳優がゴエーカーン(護衛艦)、ショーカイキ(哨戒機)など主要な装備品と共に次々と登場。実際に戦隊番組のナレーションも手がける声優が、「任務に終わりはない。行け!海上自衛隊」などと叫びながら、番組宣伝風に紹介する内容だ。

 海自として初めて企画競争入札を導入し、広告会社や映像制作会社など10社のアイデアの中から採用した案をもとに、約350万円をかけて製作した。

 陸自と空自は「あんな奇抜なものは、うちではとてもできない」と口をあんぐり。海自トップの吉川栄治・海幕長(59)は「これからの時代は、我々年寄りの感覚よりも、若い世代の視点でやった方がいい」と苦笑まじりに話す。

 陸海空自は2003年度から、それぞれCFを製作し、毎年3月には東京・渋谷駅前の大型街頭ビジョンで放映。それぞれのホームページでも紹介している。

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2007/03/16

コンビナートだぞ

コンビナート

コンビナート(「結合」を意味するロシア語 kombinatкомбинат から)とは、企業相互の生産性の向上のために原料・燃料・工場施設を計画的・有機的に結び付けた工業地域または企業集団のことである。 元々は旧ソ連で計画的に配置された工業地域のことであったが、石油化学工業や鉄鋼業などで、原料や製品を有機的に結び付けた工場の集合を指すようになった。

なお、日本ではその代表は石油コンビナートである。石油コンビナートとは、厳密には石油化学工業・石油精製工業に関する上述の工業施設の集合体をさすが、石油精製工場(石油化学工場が近接していないもの)や石油貯蔵施設など、概観がそれに似ている石油関連施設も、「コンビナート」または「石油コンビナート」と俗称されることが多い。

日本の主な石油化学コンビナートの所在地は、市原市姉崎地区・五井地区、袖ケ浦市川崎市四日市市堺市高石市倉敷市水島地区、大竹市岩国市周南市徳山地区、大分市鶴崎などである。

 四日市付近で生まれ育った神北にとって、コンビナートとは、子供の頃から見慣れた、普遍的に身近に存在してしかるべき産業の礎だった。なんせ、四日市のコンビナートは中核となる塩浜の第一コンビナートから霞の第三コンビナートまででも8キロ以上。その更に外側に位置する、鈴鹿川河口の南側河岸の昭和四日市石油のタンクヤードから朝明川河口の北側河岸の川越火力発電所まで考えると、実に11〜12キロ、四日市市の海岸線ほぼ全てに相当する長さにわたり、いくつもの漁港や積出埠頭などを挟みつつ、ほぼずっと、視界のどこかにガスタンクや精油塔や巨大な煙突が入り続ける。

 この石油工業地帯に起因して、四日市という街には、今も四日市ぜんそくとか公害の街とか言う負のファーストインプレッションがつきまとう。硫黄酸化物に対応する脱硫装置が各工場に設置され始めて既に35年以上。同じ石油コンビナートを擁しながら、川崎がちゃっかりと「コリアンタウンがある街」「焼肉のおいしい街」なんていう明るそうなイメージに衣替えしたにも拘らず、なんか四日市と云うとまだ「空気が悪い」と思っている人が多いみたいなのにちょっと腹が立つが、しかしそんな事とは別に、コンビナートとともに暮らし、立ち並ぶ煙突や夜空に明々と灯るフレアスタックを故郷の景色として、神北は育った。

 そういう、工業地帯っ子の魂を鷲掴みにして、マグニチュード7以上に揺さぶる美麗な写真集が出た。

 石井哲写真大山顕『工場萌え』(東京書籍 1900円(税別))である。

 (ついでに、同じ石井さんのDVD『工場萌えな日々』も紹介しておこう)

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2007/03/07

おばあさんの思い出だぞ

 神北の祖父・祖母は既にみな他界している。が、今日ここで思い出を語りたいのは、実の祖母のことではない。

 武知杜代子さんのことを語りたい。

 武知杜代子(武智豊子とも) 1908/08/25〜1985/07/18(明治41年〜昭和60年)享年76歳。女エノケンと呼ばれた浅草芸人。芸達者を買われて昭和の映画界・テレビ界に進出し、多大な功績を残した。
 1977年、70歳近くになってから、アニメ声優として、『無敵超人ザンボット3』の主人公一家の祖母、神梅江を好演。

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2007/02/16

貨幣博物館だぞ

 2007年2月15日。長時間会議を覚悟して出かけて行ったのだが、中核メンバーが全員揃わなくて会議が早終わりしてしまい、都内でポッカリと時間が空いた。入館午後4時までという入場時間のため、なかなか訪ねられなかった日銀の貨幣博物館に回ってみることにした。
 この博物館は、日本銀行が1982年に創立百周年を記念して金融研究所内に設置し、1985年11月から公開されている。その収拾物は太平洋戦争の末期に貨幣収集界の第一人者と言われた田中啓文(たなか・けいぶん)氏の収集品「銭幣館(せんぺいかん)コレクション」を譲り受けたみまを中核に、徐々に収蔵物を増し、得に東洋貨幣に関しては世界的にも充実した貨幣コレクションとして知られているそうだ。開館時間9時30分〜16時30分(入館は16時まで)。

 ちなみに、この貨幣博物館のサイトの、貨幣博物館収蔵史料が面白い。ジョサイア・コンドル(河鍋暁斎に弟子入りしたコンデルさん(雅号は暁英)ですな、)による開業当時の本店建物設計図面全52点と、辰野金吾設計による本館の建築時の写真(『日本銀行新築場沿革図』)全17点などという、日本の建築士に取っての重要な史料が掲載されているのだ。コンドルによる設計図は、単なる図面というよりは、施行指示の絵図面と云った趣きで、なかなか面白い。

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