2008/06/23

おもちゃの大見本市だぞ

東京おもちゃショー2008
展示用直立エマ。俯瞰。

 2008年6月22日。やっと日が取れたので、寸暇を突いてこの季節の家族サービス東京おもちゃショー2008へ。

東京おもちゃショー2008
開場30分前に到着して6人縦列で、前から2列目。15分ほど並んで
から振り返ると、一気に300人近い列になっていた。

 混みコミだと聞いていたので、早めに家を出たのでも9時開場の更に30分チョイ前には、ビッグサイトの会場正門前に到着。

東京おもちゃショー2008
例によって西館1階4階。だが今回は、エスカレータ事故などを受け
てか、エスカレータに警備員が多過ぎ。上下行き来し難い感じ。

 9時を5分ほど回ったところでやっと本部から許可が出たのか、警備担当者がハンドマイクを手に喋り始める。
 が、ほとんどは、エスカレー タでは必ず手すりに掴まって、絶対に歩くなという話。その上、30名ぐらいずつグループを一旦切り、その前に警備要員が一人、通せん坊をするように左右の 手すりに手を置いて仁王立ちになっている。ま、賑々しい商業イベントで事故があった日にゃ、わざわざ作らせた巨大な看板とかが悪いニュースの映像に一緒に 映り込んじまうから手を打つのは当然なんだろうけど、常に混むポイントのスループットをさらに下げているんだから、ちょっと堪らない。
 ビッグサイトもあんなに空間は広いんだから、西館上下間のエスカレータをあと5〜6機増やすなり、上下フロアで取るほどデカいイベントは、平屋の東館に振るとか、方法はあるだろうになぁ……。

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2008/06/09

三たび、浪切ホールだぞ

くいだおれ太郎 2003年から我々は、シール企画という企画を大会で行っている。2003年は大会の公式企画として、2004年〜2006年の3年間は持ち込み企画として。昨2007年は一年お休みしたが、2008年、つまり今年の大会であるDAICON7は、再び持ち込み企画としてこのシール企画を行う。
 2008年6月8日。これまでいつも使われていてみる事が出来なかった、今年の大会実行委員会から「シール企画にどうか」と奨められている場所を見学出来るという話を頂き、大阪まで行って来た。

 大会実行委員会が見学会を始めると連絡していただいた13時までにかなり間があったので、午前中ちょいと道頓堀へ。

 たぶん、大会の頃にはもうこの場所から なにをしに行ったのかというと、大会の日には既に居なくなっている筈の、大阪一の有名人に会いに。なんと、還暦の誕生日だそうで、お目出度う御座います。

 せっかくだからメシを食ってから移動しようと思ったが、11時オープンらしく、このままメシを食っていたら間に合いそうにないので、残念ながら食堂には入れずに移動を開始。

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2008/06/06

訃報続きだぞ

 6月6日の参観日、訃報が続いた。

 貴族・大富豪・最高知識階級・所属、太陽系安全保証最高会議議長・太陽系惑星軍最高司令官・太陽系戦略宇宙軍最高総司令官・宇宙軍大元帥 かつ、TVプロデューサで作家の野田昌宏さんが、お亡くなりになった。享年74歳。

 そして、同じく作家で、ジュニア小説の牽引者の一人でもあった氷室冴子さんも、若くして旅立たれた。享年51歳。

 どちらも、まだ10代の頃からよく読ませていただいた作家さん。特に野田さんは、我々SFファンにとって、永遠の兄貴分であり、様々な有形無形の恩恵を受けた大恩人。15年前、うちの夫婦の結婚式にも祝電を戴いた。

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2008/06/02

白馬に行って来たぞ

 2008年5月31日〜6月1日に開催された、ローカル・リフレッシュ・コンベンションに参加して来た。今回のゲストは、先日「妖精国の騎士」で漫画家協会賞優秀賞を受賞された中山星香さん

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女房と記念写真 二日目午前中 八方尾根の高い所にて

 とはいえ、今回は、いつものように白馬直行というわけにはいかなかった。5月31日朝、5時半頃に車を借り出して、関越・信越・長野道と走り、まずは女房の実家のある松本に。松本では、力仕事やらなにやら実家のお手伝い。あと、車を走らせての買い物やら何やら。

 3時過ぎに松本の実家をおいとまし、農免道路(広域農道、県道48号・321号などを繋いで)を北へ走り、最終的に糸魚川街道(千国街道、国道147号線)に入って、信濃大町、木崎湖、青木湖を経て白馬へ。いつものように岩岳スキー場へ向い、いつもの岩岳セブンロッジへ。なんと我々が最後の参加者。今年はみんな集まり早いなオイ。

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2008/05/22

静岡ホビーショーだぞ その後

 2008年5月17日、朝から昼過ぎまで歩き回った静岡市市街を離れた塩坂くんと神北は、駿河湾岸の新しく気持ちのよい道を東進していた。と……、

写真
久能山東照大権現参道

 静岡県には東照宮がある。当然のことなのだが、これが本家本元。場所は静岡市外の東、静岡の平野の中に地質学的長期にわたる風雨浸食からボッコリ と残った浸食台地久能山。2008年5月17日午後、静岡市から湾岸道を東進していた我々は、「ちょっと家康さんに挨拶してくかァ」と軽い気分で参詣を決 めた。

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静岡ホビーショーだぞ その2

写真
ポートレイト 05/17

 宇宙歴2008年5月17日。私は取材のため、アナハイム・エレクトロニクス本社を訪れていた。……というコンセプトの写真が撮れる静岡、バンダイ・ホビーセンター玄関前。

 この日記は、一つ前の『静岡ホビーショーだぞ その1』の続き。

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静岡ホビーショーだぞ その1

 2008年5月17日、静岡ホビーショーに出掛けた。前晩から塩坂くんと静岡県内某所(ヒント:沼津)に移動。小魚に手足を食わせてウヒウヒと喜 んでいる塩坂くんの声を聞きながらリラクゼーションルームで一休み。翌日は早めに起きて東静岡駅前まで移動。これは、今回ホビーショーに併せて公開される バンダイ・ホビーセンターに近い場所ということで、安めの駐車場を探してみたのだ。

写真
しそーかおでん at まるしま

 静岡の朝飯はやはりこれで始まるのだ。まるしまは、JR東静岡駅から一駅分移動した静岡駅の南口徒歩5分。おにぎり二つと香の物・みそ汁の朝食セットが300円。おでんはどれでも1串50円。4本食って500円也。美味い。
 朝食後は早くから動き出した無料シャトルバスで会場入り。

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2008/05/05

我が家は毎年、ゴールデンウィークと云えばこれだぞ

 昨日、2008年5月4日は、3〜5日の3日にわたって開かれている幕張メッセどきどきフリーマーケットを冷やかしに行く。

 このフリマ。幕張メッセの第1〜8ホール全部を使った大きなイベントで、どこまでもどこまでも、自動車に売り物を満載してやって来た売り子たちが、店を開いている……ということになっているが、実は服屋とか自動車屋とか、様々なプロ展示も結構場所を取っている。

 例年は、車以外にも手持ちでやってくる「手持ち組」人の枠がかなりあって、そういう、普通の二畳サイズの店と、運んで来た車を展示スペースの後に置いた「乗り付け組」の店が、それぞれ、エリアを組んでおかれていたが、今年は全て車での「乗り付け組」だったみたいだ。

 こういう乗り付け組は、持ってくる売り物の数も多く、かつ、質・量ともにどうみても一般家庭から出て来た不要品とは思えぬ品揃えである。「子供が大きくなったのでおもちゃや子供服を譲りたい」とか「贈答で貰ったタオルや食器が押し入れの場所取りなので整理したい」といったような品揃えの店が多い「手持ち組」が無数に並んでいるエリアより、「乗り付け組」のエリアの方が冷やかし側としては面白いから、この傾向は神北に取っては悪いことではない。
 全部が車乗り付けになったのが、そういう「乗り付け組」系セミプロディーラーが増えた所為なのか、バブル期の物余り状態をもてあます「手持ち組」系のアマチュアディーラーがそろそろ払底したのか、それとも、数を減らして管理を簡素化しようという事務局側の意向があったのか、はたまた、単に三日間毎日ディーラー総入替えする中でのそういう日に当たったのかはよく解らないが、ちょっと例年との様相の違いに驚いた。

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2008/04/30

妖精図鑑を奪い合ったぞ

 2008年4月29日(火)、昭和の日。昭和天皇の慈愛に満ちた面影を思い出し、平等公正質素で、国民の傍にあろうと常に努力しておられたことへの敬愛の念を新たにした日。せっかくのお休みということで、映画『スパイダーウィックの謎』を観に行った。
 いや、観に行ったというのは語弊がある。浦和駅のパルコまで買い物に出たついでに、シネコンの様子を覗いたら、ちょうど時間が良さそうだったので、ひょいと入ってみたというだけだ。

 博物学の徒アーサー=スパイダーウィック(デヴィッド=ストラザーン)が盛りに囲まれた観察フィールドでもある自宅で、とあるある書物を封印してから80年。
 夜の闇の中、母ヘレン(メアリー=ルイーズ=パーカー)の運転する車でスパイダーウィック邸にやって来たのは、双子のサイモンとジャレット(フレディ=ハイモアが一人二役)と姉のマロリー(サラ=ボルジャー)の一家。父母の別居のためニューヨークを離れ、自然豊かなこの地に移り住んだのだった。
 80年前、アーサーは行方不明になり、その娘で「父は妖精に誘拐された」と頑に主張し精神を病んだとして入院させられ、今はどこかの養老院で余生を送っているらしいルシンダ大叔母さんの唯一の係累がヘレンなので、この80年間放っておかれた屋敷の所有者は、今、この一家なのだ。
 屋敷にやって来た最初の晩、ジャレッドは変な物音を聞く。壁の中からの音か。傍にあったたホウキでコンコンと壁を叩く、コンコンと返事が返ってくる。もう一度叩く、また帰ってくる。なにか意志を持ったものが壁の向こうにいる。壁を叩くうちに、一部が崩れ、何故か埋め込まれ何十年も隠されていた食事運搬用の手動リフトが見つかった。そのリフトの中に、ついさっき姉のマロリーが無くしたというメダルが見つかった。何故何十年も隠されていたところに今しがた無くしたメダルが置かれていたのかジャレットには理解出来なかったが、マロリーはジャレッドの悪戯に違いないという。母も、壁を壊すことを責めこそすれ、話を聞いてくれない。ジャレッドは、謎を解明して身の潔白を証明すべく、リフトを使って上階へ。そこでリフトの通じている屋根裏部屋を発見した。
 屋根裏部屋にあったチェストは、リフトの内に置かれていた鍵で開くことが出来た。その中で、衣類に包んでひっそりと隠されていた一冊の本を発見したジャレッドは、「読むな」と書かれたメモが挟まれ、封印されていた本を開いた。その途端、スパイダーウィック邸を中心に、何者かの雄叫びが響き渡った。
 それは、ジャレットたち一家を巻き込んで、人間と悪意の妖精たちとの間に巻き起こった戦いの、幕開けだった。

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2008/04/10

南太平洋司令官だぞ

 TokyoFukuBlogさんの2008年4月6日の記事『足が生えたサメ見つかる(画像あり)』に、遅ればせながらびっくり。

 マレーシアはペナン島バツマウンのマレーシア漁業開発局に勤務するマリー・ローイさん(48)は、桟橋で家族の昼食にするためのサメを漁師から受け取った。しかしその1.7kgの子ザメには水かきつきの足がついていたのだ。
 「貰った翌日サメを切ろうとしたら、体の下に水かきのある足が2本ついているのを見つけたのよ。」「体長は1mくらいよ。」とローイさんは語る。夫のグーイ・マン・カウさん(57)から、中国ではおかしな形の魚を食べると災いが起きると言われていると聞き、料理することを止めた。「その夜すぐに漁師に魚を返したんです。」「漁師はサメを海に戻しました。」

 この記事、元となったのは UnderwaterTimes.com の2007年3月14日の記事『Freak! Malaysian Fisherman Reels in Shark with 'Webbed Feet'』と、いささか旧聞に属する情報だが、なかなかインパクトがある。

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2008/04/01

メビウス回路だぞ

※これは2008年のエープリルフール記事です。この科学発見は現実ではありません。

 これが実用化に繋がれば凄い事だけど、どうなのかなぁ。

 山田ミネコさんの「ハルマゲドン・シリーズ」といえば、デボン紀から西暦1万年の遠未来までに広がる、タイムマシンを発明した人類と、人類に寄生して石にしてしまうデーヴァ・ダッタとのタタカイと愛を描いた一大叙事詩として知られているが、この中に、現代イギリスを舞台とする探偵もの『アリス・シリーズ』の一編として描かれた「妖魔の森」という異色作がある。アリスのボーイフレンドが大人になってから発明する効率的なエネルギー発生装置が、何百年も経た後にタイムマシンの基礎理論となるという事で、最初のタイムマシンの発明者が、彼に会いにやって来るという叙情的な話。
 我々は今、この「妖魔の森」の1シーンに立ち会っているのかも知れない。

 来月の科学誌に発表される論文の話である。

 東北理科大学の飯塚喜美雄教授(物理学部)の実験室で、超高速で回転するカプセル内の時間経過が、外の時間経過と異なる事が確認されたらしい。そんな高速回転させたら、遠心分離機みたいになって役に立たないのではないかと思ってしまうが、実験機材では二重反転させることで、微振動はあるもののカプセル内はほぼ静止状態に保たれているという。この状態で、内側=右回転&外側=左回転で、1秒720回転を超えると、1.0000秒が0.9999秒に、逆に内側=左回転&外側=右回転で、1秒720回転を超えると、1.0000秒が1.0001秒に、約0.1ミリ秒の伸縮が観測されたという。つまり、これは、タイムマシンの基礎理論となり得る重要な発見なのだ。

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2008/03/24

激闘ロボット・バトルだぞ

 2008年3月23日。ROBO-ONEを観に行った。これはそのフォト・レポート。
 トーナメント戦歴を追うようなちゃんとしたレポートに関しては、神北よりは散財心理学実習講義200Xさんの第十三回ROBO-ONE観戦記がよく纏まっているので、ご推薦申し上げる。

 このロボワン。「とはいえ『プラレス三四郎』みたいにゃいかねーんだろ?」とか甘く考えている人が多いようだが、ドッコイ、今、二足歩行ロボットの格闘術は、さすがに飛んだり跳ねたりとは言わないが、そりゃ恐ろしい所まで行っている。動きは素早いし、手数も多い。
 特に昨年ぐらいから急激に、ロボットの巨大化ムーブメントが訪れ、大型ロボット同士の攻防の中で、ガキン!という鋭い金属音を相当聞いた。また、50センチ超の巨大なロボット同士がぶつかり合って互いに倒れ込むと、それだけで両方が正反対のリングサイドまでふっとばされてしまい、充分な闘い方が出来ないと、ロボットの大きさによってリングを拡大するアイデアも運営者の口をから出た。
 また、前日の土曜日に予選とともに開かれた、2010年予定の宇宙大会(衛星にロボットを4体乗せて送り出し、宇宙で決勝戦をするというアイデア)用のコンテストで、ホイっと放り投げて、ニャンパラリとバランス制御を行い、すっくと2足で着地して、そのまま歩くという命題をクリアするロボットも2月に行われた競技会で達成したマジンガアBパーツに続き、2体目が登場したという。言っているうちに、飛び上がって相手の頭上を飛び越えるようなエアリアル・ロボットだって来かねない。今後、ますます目を離せないロボワン。楽しみである。

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2008/03/15

永代料だぞ

[問1]あなたは今、ネット内で何事かを発信する場所を持っていますか?

 2chがメインフィールド? ふむ。匿名の発言で良いのであればそれもひとつの方法。
 自前の掲示板を使っている? もちろんそれもありですな。
 mixiその他のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)? それも流行りですな。
 BLOG? そう、短い文章も長い文章もそれなりに書き続けられて、楽しいよね。
 ページを一から作っている? ほー、それが一番の正統派ですな。

[問2]その発信スペースは、有償ですか? 無償ですか?

 有償スペース? 月額いくばくかの費用分担で借りているのですね。coco-logとかかな。
 無償スペース? 広告収入とバーターとかで、只でスペースを借りているんですね。mixiとかかな。
 自前スペース? ほう、ドメインをとって、自分のスペースでの発信ですか。

[問3]そのスペースの発信情報、あなたの死後はどうなりますか?

 3年前に、亡くなった知人が居る。SF界の、今となっては随分古いキーマンの一人だった。いくつもの大会で、参加者としての彼を迎えたし、いくつかの大 会ではともにスタッフとして働いた。ごく普通に暮らしていたし、ごく普通に仕事をしていた人だが、ある日、唐突に亡くなった。その前の日まで、いや、その 日まで、普通に働き、遊び、普通にネットで仲間とコミニュケートしていたのに。
 しかし、この人のネットでの発信は、今も残っている。
 有償サービスならば、故人の口座閉鎖やカード解約によって支払いが滞れば自動的に、速やかにID停止・解約される。だが無償サービスのはてなアンテナ やmixiならば、ユーザが亡くなったことを入金等で確認出来ないため、いつまでも残る。運営会社がサービスを停止したり、最悪、倒産したりしない限り、 無くなりはしない。

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2008/03/08

ご冥福を祈っちゃったりしちゃったりするぞ

 『スポニチAnnex』の2008年3月8日記事人気声優・広川太一郎さん死去 に愕然。

 映画「007」シリーズの英俳優ロジャー・ムーアの吹き替えなどで知られる声優の広川太一郎(ひろかわ・たいちろう)氏が3日、がんのため東京都渋谷区の病院で死去していたことが8日、分かった。68歳。東京都出身。葬儀は近親者らで済ませた。

 大学卒業後、1960年代からフリーの声優として活動し、洋画や海外ドラマの吹き替えを多数こなした。

 「007」の3代目ジェームズ・ボンド役として「死ぬのは奴らだ」「黄金銃を持つ男」などに出演したムーアの声を吹き替え。米俳優トニー・カーティス、ロバート・レッドフォードら、渋い二枚目の声優として活躍した。

 ひょうきんなキャラクターも得意で、香港映画「Mr BOO!」シリーズの主役マイケル・ホイや英国のコメディー「モンティ・パイソン」シリーズも担当。台本にないアドリブの軽妙な語りが“広川節”として親しまれた。

 アニメも多く、「ムーミン」のスノークや「宇宙戦艦ヤマト」の古代守などのキャラクターを演じた。ラジオのDJやテレビのキャスターも務め、人気を博した。ほかの作品に「バットマン」「スパイ大作戦」など。

 僕にとっては、やはり『ダンディ2華麗な冒険』の「ヤンキーのだんな」こと風来坊ダニー・ワイルドだ。
 無論、クラーク・ケントであり、古代守であり、ロジャー・アドレアン・グリフィスでも、黒川健一でもある。

 爽快な語り口のマシンガントークで、「口を開いている時間は全て、口が見えていない間も全て」自分のパートにして、他のキャラの三倍は喋る広川式アテレコは、我々世代に大きな衝撃を与えた。日本のテレビ界の発展と繁栄を支えた一人である。

 既に、近親者によって葬儀まで済まされたそうだ。亡くなったのは、5日前の3月3日。広川流に言えば、「ウレシ子ちゃんの節句」であろうか。桃の節句が命日とは、また広川さんらしい晴れやかな最期。

 とはいえ、14万8千光年ほど旅をして行くと、大マゼラン星雲のきれいな惑星で、美女と暮らしていそうな気がしてならない。

 ご冥福をお祈りする。

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2008/03/07

風邪ひいちゃうぞ

 ANIME NATIONというサイトにあるAskJhonというコーナーをご存知だろうか。米国人で日本のアニメ・マンガのファンと言う人たちが寄せる素朴な疑問にJhonが応えるという有名なコーナー。
 当然、奇想天外な質問に、ジョン=オプリガー氏が快刀乱麻、ばっさばっさと……。いや、あまり快刀ではないらしく、怪答乱麻。かえって混乱するような珍回答もあったりして、「謎は深まるばかり」という話も多い。

 このAskJhon、面白いということで、日本語化している方が居られる。『AskJohnふぁんくらぶ』だ。ひと月ぐらい前に、ここで面白い質問があった。


日本人は「体が冷えると風邪をひく」と本気で信じているのですか

質問

「寒いのに外にいたせいで倒れる」というパターンがANIMEにはやたら多くて大真面目に描かれますが、私の気のせいでしょうか。そもそも風邪の原 因はウィルスです。体が冷えたり濡れたりしても風邪とは直接関係はないと思うのですが。チョコレートを食べ過ぎるとニキビができるとか、ガムを飲み込むと 消化されるまで数週間かかるといった類の間抜けな迷信が米国にもありますが、そういうのはむしろジョーク扱いで、無知な子どもをかつぐときに使われていま す。

しかしANIMEでは「体が冷えて風邪をひく」という迷信が大まじめに出てきます。ちょっと体が濡れたり冷えたりすると、「大変、体を温めて着替え ないと風邪をひくわよ!」と言い出します。で、暖かくしなかったせいで本当に倒れてしまうんです!こういうのはたぶんジョークだと思うのですが、日本人は 本気で信じているわけではないですよね。

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2008/03/03

羊の皮をかぶった狼に、罪は無いぞ

 ちょっと気持ちの悪いニュースである。

 『無敵超人ザンボット3』や『機動戦士ガンダム』の制作局として知られる「名古屋テレビ」は現在、局名愛称「メ〜テレ」としてコーポレーション・アイデンティティー(CI)を図っている。名古屋では、名古屋駅のことを「名駅(めいえき)」、名古屋城を「名城(めいじょう)」名古屋港を「名港(めいこう)」と呼ぶことが多いから、30年以上前から既に「名古屋テレビ」は「名テレ(めいてれ)」と略して呼ばれていた。その「名」をカタカナと波長音の「メ〜」にした「メ〜テレ」に切り替わったのは、2003年4月のこと。

 このCIの一環として、マスコットキャラの「ウルフィ」がいる。なんでも「メ〜」が羊の鳴き声に繋がるということで、ウルフィは、「羊の皮をかぶった狼」の姿。ちょっとびっくりしたような目の可愛いキャラクター。割と人気があるようで、局からのプレゼントに止まらず、キャラクターグッズとしても人気商品になっているようだ。また、局自身も「羊の皮をかぶったテレビ。」をキャッチフレーズにしており、なかなか一貫している。

 このウルフィに嫌なことが起こった。asahi.comの2008年3月2日の記事『景品の人形から針 メ〜テレのキャラクターグッズ』である。

 名古屋テレビ(メ〜テレ)は2日、キャラクターグッズとして販売、頒布しているぬいぐるみ人形1体から長さ3・5センチの縫い針が見つかった、と発表した。

 同テレビによると、針が見つかったのは2月29日、愛知県一宮市のコンビニエンスストア「ファミリーマート一宮昭和2丁目店」の開業イベントで、くじ引 き用の景品として出された「スプリングストラップつきマスコットウルフィ」(体長約10センチ)。1日午後、当選して受け取った女性から「針が入ってい た」と連絡があったという。女性にけがはなかった。

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2008/02/13

エンタメ大賞3連発だぞ

 ライトノベルはジャケ買いを持ってよしとするジャンルである。ということで、ファースト・インプレッション勝負で、表紙や惹句が気に入ったものを 適当に読んでみたりしているのだが、今月は、ファミ通文庫にエンタメ大賞作品がずらりと並んだが、その中から3冊ほど読んでみた。

  • 『サージャント・グリズリー』第9回特別賞受賞作
  • 『千の剣【つるぎ】の舞う空に』第9回優秀賞受賞作
  • 『雅先生の地球侵略日誌』第8回東放学園特別賞受賞作


『サージャント・グリズリー』彩峰 優、イラスト:bomi(ファミ通文庫 609円)

 親から離れ、一人暮らしをする玖流玖 準(くるく じゅん)は、誰もが皆いつの間にか「クルックー」という渾名で呼んでしまう、鳩のような苛められっ子。しかし、突然彼に味方が現れた。それは、姓をグリズ リー、名を軍曹という遠い国からの転校生。名前の通り、ハイイログマ(のヌイグルミ)の頭をした謎の美少女……。いや、何故か準にはハイイログマの頭と、 割とがっしりした兵士の体つきに見えるのだが、彼以外のクラスメイトの目には、プラチナブロンドの超クール美少女に見えているらしい。転校初日、準をパシ リにしてたかっていた不良どもを完膚無きまでにぶちのめした軍曹は、怯える準と(一方的に)友誼を結び、いつの間にか準の生活に深く関わって来た。家庭の 市場で父と母の道場を継ぐ宿命を背負わされた赤井空・青井美月の双子の武道美少女姉妹や、軍曹の妹グリズリー少佐、母親のグリズリー大佐など、さまざまな 人々と準が巻き込まれた騒動とは?

『千の剣【つるぎ】の舞う空に』岡本タクヤ、イラスト:柏餅よもぎ(ファミ通文庫 588円)

 幼少期から世界一に憧れ、学校で友達も作らずに日々空手修行に明け暮れていた速見真一だが、中学に入った年 に交通事故に遭い、その夢は潰えてしまった。三年経った今も真一は無気力に高校に通い、友達ひとつ作らない。群れない彼のスタイルを自身では崩せなくなっ ていたのだ。しかし、ポスターの「世界一」という惹句に引かれて始めた「サウザンド・ソード」と呼ばれるネットゲームで赤衣の侍タカヒロとして闘い続ける 彼は、人生で初めて一人の親友を得た。アスミという名の白装束の女剣士。春先に知り合い、夏休みが終わるまで半年近く、二人は毎日共に「サウザンド・ソー ド」の世界を歩き、互いに相手の性別年齢所在地といったリアルワールドでの姿を全く知らぬまま、友情を育て、力を付けていった。しかし、二学期の始まった ある日、真一は知る、アスミが彼のクラスのマドンナ真山明日美だということを。そして、二学期が始まった頃、二人はクラスの文化祭委員として行動を共にす ることになった。

『雅先生の地球侵略日誌』直月秋政、イラスト:昼間行燈(ファミ通文庫 定価588円)

 東京都立善正高校の源雅(みなもとみやび)先生は侵略者である。銀河に繁栄を極めるクァークゴ帝国の地球遠 征軍総司令官首席補佐官券幕僚総監という身分を隠して敵情視察のため潜入した彼女の悩みは、自分の担任クラスの問題児五人が彼女たち侵略軍の宿敵、人類戦 隊アースファイブであること。なんでもこの銀河辺境の惑星「地球」には、数十年に渡り惑星征服を目指す多くの悪の組織が襲いかかり、ことごとくナントカ戦 隊とかいう奴らが迎え撃ち、侵略者を退けて来たという歴史があるらしい。彼らアースファイブ(リーダーは当然「アースレッド」だ)は、その系譜に連なる最 も新しい正義の戦士らしい。この頭の痛いシチュエーションと、毎回ユニークな作戦でアースファイブを追いつめながらも闘えば必ず負ける自軍怪人のふがいな さに心を痛める雅先生の心の平穏は、養護教師の一橋渚や、2歳年上28歳のロリ顔美少女教師の甘井蜜と過ごす、女同士の付き合いの中にしかなかった。しか し渚先生は実は、アースファイブを擁する地球防衛組織EDCの副司令官だったのだ。

 

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2007/12/08

映像の世紀だぞ

 前のエントリーから、ずいぶん間を空けてしまった。時々風邪を引いたりするけれど、僕は元気です。以上!……て生存確認だけしても仕方が無い。
 ここ3日ほどの間に、ネット上で配信されている面白い映像の話が3つほど出て来たので、チョコっと書いておこうかと思う。

 ひとつ目は、『卒業制作アニメ「空鯨」 -KUJIRA-』ってヤツ。ニコ動(ニコニコ動画)にあがっていたのを見つけて来たやつ。見つけたのは、このアニメの制作に関わっていた友人の古市くん。クロージングのクレジットを熟読すると、名前が出ている。とあるアニメ専門学校の、卒業制作アニメ。ニコ動なんで、どうしようもない頭悪そうなコメント・テロップが多いが、気にせずに観てみてほしい。

 ふたつ目は、『Steam Trek: The Moving Picture』ってヤツ。こちらはようつべ(YouTube)に上がっていた。友人の花関索さんに教えてもらったもの。スチームパンク風スタートレックで、無声映画風に仕立ててある。15年か20年ぐらい前のものらしいが、なかなかスタートレックの要点を押さえつつ、チャップリンやキートンのスラップスティックな芸風を取り込んでいて面白い。

 3つ目は、『マッハ ゴーゴーゴー』ハリウッド版のトレイラー。こちらは友人のSOWさんに教えてもらった。ちょっと濃い顔の三船剛だが、観ているうちに意外と、眉の太さがタツノコのヒーローキャラ然としていて「カッチョエエかも?」と思えてくる。泣けるのは、三船家の面々。特にお父さんとクリ坊がなんとも……。クリ坊の帽子の下の髪が、耳の後ろでチョコンと跳ねているあたりが、もうクリソツ。覆面レーサーも、アクロバット族も、泣ける泣ける。さすがは日米オタク共通言語『スピードレーサー』だなぁ。

 ま、せっかくの土日、家でゴロゴロしているのなら、一度観てみてチョ!

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2007/10/21

鏡の中の日本だぞ

「貴様は生きろ。俺にはもう息子がいる。多分日本のどこかで、貴様と同じように戦うつもりでいるはずだ。うまく行けば、生き残って将来の日本を支えてくれるはず……順番から言えば、俺の方が先に靖国入りしていいだろう?
 貴様も同じことだ。おやじより先に死ぬな。それが息子としての務めだ。若いもんが死に急ぐのは、お国のためにならん負け犬の考え方だ。苦労して国を支え、そして子を持ち年寄りになる。死ぬのはそれからでいい」
 吹上浜中央区分担当、第十六方面軍南部支隊第五七師団第三連隊第六歩兵小隊長 前原宗近少尉

『帝国本土決戦 [1]特攻作戦、発令!』羅門祐人(コスミック出版 コスモノベルス 895円+税)

 久々に巨弾シリーズと呼ぶべき架空戦記の新シリーズで、地図を担当させて頂いた。幾度となく仕事でも組ませて頂き、友人としても親しくして頂いている羅門祐人さんの新作である。
 架空戦記の面白さの一つは、「その世界がどこで我々の世界と違う路を歩き始めたのか」という、最初の一点がどこかということに有る。……と神北は思って いる。「ここの一点で違う分岐に入った世界は、どんな歴史を刻み、どんな様相を呈するのであろうか?」……これは架空戦記ジャンルの母体である歴史改変モ ノや疑似イベントモノといたSFジャンルの楽しみ方であり、思考ゲームの出発点になる。
 また、架空戦記に限らずだが、小説にせよドラマにせよアニメ、漫画、映画にせよ、作品が読者に受け入れられるかどうかは、「お話しの概要を一言で言い切れるか」に掛かっていると思っている。
 その面でこのお話しを見てみると、非常に簡潔な一言で言い表せるスタートを切っている。
 「軍部の主戦派が8月15日の玉音放送を阻止し、太平洋戦争が終わらなかった世界」である。

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2007/10/05

ついに買ったぞ

 かなり前にあるDVDを予約した。その後、発売が少し延期になったりして、いつ発売だったかよく覚えてなかったのだが、予約した店に今日偶然行ったので女房が、「そろそろ発売でしたっけ?」とカウンターで聞いてみたところ、「ああ、もう来てますよ。明日発売日なんですけど、もうお渡し出来ます。」と言ってくれた。

 で、「ハイ」っと出て来たものが、あまりにも巨大な箱なのでびっくり。

 「何が入ってるんだ、コレ」
 「なんだろーねー」
 「広告とかよく読んでなかったから判んないねー」

……と云いながら、家に帰って開けてみた。

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2007/09/14

零号の初号だぞ

 神北は、地図屋なので、地図を書くのは当たり前。で、その地図の多くは、書籍に使われている。が、たまには珍しい使われ方をするものもある。
 じつは、映画のプロップ用の地図を頼まれたのである。確かもう3年も前のことだ。で、苦心惨憺して地図を書いた。ま、書いたというよりは、ほぼ70年前の原図を再現というべきだろう。

あると

 旧海軍トラック錨地、大日本帝国南洋の要石たるこのトラック諸島全体の海図を、昭和30年代の修正版海図を元に、太平洋戦争当時海軍が使用しているの海図として、再現した。
 とはいえ、プロップがどこぞに流れて歴史をゆがめてはいけないので、実は一つ細工がしてある。最下部の細かい字で原版発行からの改変を逐一記述してある所の、原版発行責任者(もちろん、海軍水路部が作っているのだから、総責任者は海軍大臣である。)の名前が、「林家しん平」となっているのである。

 そう、依頼主は落語界の中堅所にして特撮映画の自主制作でもつとに知られる林家しん平師匠。故林家三平門下の噺家さんで、1990年に真打ちとなり、古典・新作の研鑽の合間を縫って様々な面白いことに手を出しておられる、落語界屈指の面白人間のお一人。

 このたび、長い苦心の日々を終え、ついに、この地図の使われた映画『深海獣零号』の初号試写が行われることになった。制作会社インターメディアの担当者からお越し下さいとのお誘いのメールを頂戴する。もちろん行きますとも、行かいでかい!

 五反田のイマジカの第2試写室をほぼ満席にして集まった関係者を前に、まずは、しん平監督の挨拶から、上映はスタート。

 「云っときますけどね。これは、落語家が作った怪獣映画ですから、ゴジラやガメラと同じ厳しい目で見ちゃいけません! んで、終わったら、みんなで拍手と! あの、これは仲間内のお披露目であって業界試写じゃないですからね。業界試写によくある、終わった途端にみんな無言で下を向いて立ち去るってのはやめて下さい。ありゃ、関係者ヘコみます。宜しいですか、くれぐれも是非、盛大なる拍手をお願いしますよ……。」

 当然、満場割れんばかりの拍手である。

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2007/09/10

ワールドコンを思い返すぞ

 もう、大会の閉会式から一週間目が来てしまった。第65回ワールドコン(世界SF大会)/第46回日本SF大会 Nippon2007の感想を、そろそろ纏めて書いておこう。
 今回の大会は、その萌芽の頃、井上博明実行委員長と会い、スタッフに誘われたことがある。だが、「知恵はいいから手を貸して欲しい」と云われ、この年になって手だけを動かす気にはなれず、外から見ていることにした。

 とはいえ、全く何もしないと云うわけでもなく、2003年から始まったシール企画を、この2007年のスタッフ・トレーニングとして行なわれた2005年のハマコン2に持ち込んだり、大会の雰囲気造りに協力する気満々だった。ハマコン2に関しては事前準備の『なんだか細かくて大変だぞ』から感想をまとめた『ギブミーギブミーだぞ』あたりまで、この神北情報局の2年前の記事を読んでもらうのが宜しかろう。

 この書き込み群の一つ『『ガンダムが好きだから』だぞ』に私はこう書いた。

 ただ、2007年のワールドコンを目指す予行演習である2005年に、こういう実行委員会がイベント開催を甘く見た事のツケのようなミスが噴出して良かったと考える、前向きな思考法もある。もちろん、今から実地で試す機会はない訳で、それだけ、よほど精緻なシミュレーションが必要にはなるのだが、実行委員会、特に企画局、更に直接企画を担当するスタッフは、このことを真摯に受け止め、二年後のために今後、対応していただきたいものである。

 このハマコン2で我々シール企画は、大会側企画担当者の池田くんから許可を得て、事前設営を行なっていた所、大会幹部I氏から「この場所は明日朝から借りる部分やから、作り込みは止めてくれ」と注意された。池田くんはちゃんと事前に会場側と連絡を密に取り、うちの企画は事前構築に時間がかかることを説明して許可を得てくれていたのだが、池田くんからの報告を受けて失念していたその幹部I氏は、こちらの説明をまるで取り合わず、「許可してへん」「認められへん」の一辺倒。
 「機材規模が大きいから前日から用意しないと当日開幕一番は間に合わない」と説明したが、「別に構わんよ」の一言。
 「大会側担当者から正式に許可を頂いているのだから、まず大会内で確認・調整してから言って来て貰いたい」というこちらの言い分に対しては「その担当者は誰や?」とこちらに聴く始末。大会幹部、しかも企画部門の総責任者が、部下の割り振りも把握していない模様。
 このとき、別の実行委員会幹部I女史から「事前に企画者に入ってもらっているMLでそれを告知している、あなたはそれを覗いていないのか?」と叱責されたことも未だに謎だ。後に池田くんに聞いた所、「そんなMLはありませんよ」とのこと。我々SEALSは、在りもしないMLの所為で攻められたのか?

 この時は、通りかかった池田くんが、その場で会場の担当者に連絡を取り、許可が出ていることを再度確認し、この大会幹部二人に説明してようやく事無きを得たが、場所を用意してやっている企画をやらせてやっているという意識の滲み出る、企画持込者をずいぶんと下に見る態度に、その場に居たもの全員があきれ果てた。

 ちなみに、許可が下りていることが判ると、この大会幹部二人は「あ、そう」とあっさりと帰っていった。結局、唯一部内の連絡ミスを詫びてくれたのは、被害者と云っても良い立場の池田くんだった。しかし、もちろん「謎の在りもしないML」の件は謎に包まれたままである。
 その後も大会の都合で閉会式にほとんど時間が貰えなくてシール大賞の部門を削り込む等の色々な目に遭いつつ2005年大会が終わった後、シール企画の藤澤代表は2007年の参加断念を決意し、私も賛成した。今考え直すと、それでもワールドコンなのだから、やれば良かったかもしれないという気もするが、装置産業であるシール屋さんを運営するために、5日間一定量のスタッフに身体を空けてもらったり、機材を管理したりしながら、同じ人たちが運営するコンベンションにもう一度企画参加しなくて良かったような気もする。

 さて、それから2年。プレ大会から本大会に向け、実行委員会はどう動いたのだろうか?

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2007/09/07